TOEIC受験と英語経験について
ワーホリ出発前にTOEIC L&Rを受験した話をします。また、せっかくの機会なので私の英語経験・自己評価についてもまとめてみます。
目次
TOEIC
動機
最後にTOEICを受験して以降、研究や仕事で英語を使う機会が増えて成長を実感してはいるものの、客観的・定量的には実際どれくらいのものなのかに興味がありました。仕事を辞めて勉強に集中できる時間がとれるちょうどいい機会だったという理由もあります。
結果
900点越えを目標に設定していて、当日の手ごたえもそれくらいかなと思っていたのでびっくりしました。何年も地道に積み重ねた努力がこうして成果になったことは素直にうれしいです。帰国後に残っている伸びしろが小さいという贅沢な悩みができましたが、いつか気が向いたら990点満点を目指してみようかなと思いはじめました。
試験前日にすばらしいホスピタリティで前泊させてくれた友人夫婦のおかげで、良いコンディションで受験できて良い結果につながりました。ありがとう!
試験勉強
準備期間は一ヶ月弱、一日二時間くらい使いました。何年も勉強から離れた私にはこれくらいが限界でした。
YouTubeで990点連発系英語講師や帰国子女のTOEIC対策動画を見ることから始めて、abceedというサービスに課金して単語帳と模試をひたすらやっていました。本番とおなじ200問模試の結果がだいたい900~930くらいだったので、けっこう高精度な予測なんじゃないでしょうか。
ネットに情報があふれていて、教材に困ることは皆無なありがたい時代だなと思いました。そのぶん試験自体はひねくれた難化をしているようで複雑な気持ちもありますが。
英語経験
学生時代
大学卒業までは特に海外へのあこがれや英語を使う用事もなく、普通に試験勉強・受験勉強をしていただけでした。大学院入試のために受けたTOEICは695点でした。
研究室に入り、英語で論文を読み書きしたり海外出張に行くようになってさすがに鍛えないとマズいという気持ちになり、修士学生の頃は英会話教室に通ったり、大学にやってくる留学生のチューター(生活サポート・イベントの手伝いなど)のアルバイトをしていました。
研究室でも「英語を頑張りたい」と表明していたからか、インドのニューデリーに一ヶ月派遣されたりたくさんチャレンジをさせてもらいました。当時を振り返るとかなり拙い英語だったと思いますが、それでも大概のことは何とかなるという成功体験が今でも自信になっています。
こんなような経験を通して、もっと英語を上達させて生きる世界を広げたいというマインドが醸成されたように思います。
インド過ぎるプラットフォーム
学生の頃に読んで印象に残った本を一冊紹介します:日本人の英語, マーク・ピーターセン
“私は, runとputとgetくらいあれば, ほかの動詞をほとんど使わずに聖書の現代語訳でもできるような気がする.“ 「11 もっと英語らしく」から引用
日本人の不自然な英語(表現・教育)に対してネイティブの英語的発想を論じる内容で、感覚的に英語を使う発想を学べたことが面白かったです。
会社員時代
新卒入社した前職では、日本人:外国人の比率が50:50くらいのエンジニア組織で仕事をしていました。全体の半分くらいの仕事(ミーティング、資料作成、チャット、etc.)は英語だったかなという印象です。当たり前ですが、はじめのうちはそれなりにしんどかったです。
英語上達のために何をしたかというと、まずは発音を練習しました。聞き取りにも発音は重要らしいです。この本でブツブツ言いながら練習しました:英語耳 発音ができるとリスニングができる, 松澤喜好
仕事をしていて一番情けなくて嫌だったのは、伝えたい意見が明確にあるのにそれをうまく言葉にできないのがもどかしくて、小さい子供のように機嫌が悪くなってしまうことでした。この改善に関しては特別な努力というより慣れが大きい気がしますが、シャワーをしながらその日思ったことを英語の文章にしてみる、みたいなちょっとした習慣づけは効いていたかもしれません。
カジュアルには、外国人社員と積極的に雑談したりランチや飲みに行って、かっこいいなとか便利だなと思ったフレーズをどんどん真似して口に覚えさせるようなことを意識しました(ベタなやつだと「you know」とか)。余談ですが一時期「The Big Bang Theory」というドラマに同僚とドはまりして、あんな感じのウィットにあふれたシェアハウス生活にあこがれています。
仕事内容や人間関係に慣れてきたこともあり、三年目くらいからは英語だからしんどいと思うことはあまりなくなったと思います(注:翻訳ツールやweb辞書は使っていたし、飲み会の英会話は最後まで難しかったです)。
ワーホリ開始時点での自己評価
これまでの私の英語経験を踏まえてワーホリ生活をイメージすると、簡単な語彙・使い慣れた表現を使ってアウトプットするのはなんとかなりそうだけど、難しい語彙・なじみのない文脈の話を理解するのには苦戦しそう、という感じです。
実際に現地で生活してみて想像通りだったこと・逆に想像していなかった発見などもいつか記事にしたいと思っています。