あけましておめでとうございます。年明けには毎年オークランドのシンボルであるスカイタワーから花火があるようなんですが、雨+宿が遠くて観に行けず、ひとりTwitterで写真だけ見ました。さみしい。


晴れ間に通りかかったときのいい感じのスカイタワー。そのうちのぼりたい。


日本では元日から大変な地震ということで、一人でも多くの方のご無事を願っています。NZも地震の国ということで、きちんとこちらの歴史や防災を勉強して、多様かつ雄大な自然を安全に満喫したいと思います。

私事では、NZに入国してから一週間たちました。家探しが想像以上に難航しておりメンタルが弱ってきていますが、身体は今のところ元気にやっています。家探しの奮闘は別で書くとして、このポストでは、NZでの生活を始めるにあたって到着してから数日間でやったことの記録を残そうと思います。

目次

SIMカードをゲットする

空港で入国審査をパスして、ターミナルに出てきて最初のミッションでした。事前に調べていた通り、SparkとOne(旧Vodafone)の店舗がありました。どちらでも話を聞いたのですがSparkのほうは言っていることがよくわからなかったので(僕のリスニング力のせいですごめんなさい)、Oneの10GB/60日/$49コースのプリペイドSIMを買いました。61日目以降はスマホアプリから課金することで番号を変えずに使い続けられるようで便利です。今のところオークランド市街地ではけっこうサクサクです◎

一方、楽天モバイルのローミング(Sparkにつながっている)は今のところ全然ダメです。これを頼りに旅行するのは厳しそうです。



現金を両替する

Googleによると、出発・到着時点でのレートが1NZD~=90JPYくらいでした。

成田空港でレートが1NZD~=98JPYだったので、スキップして現地で両替することにしました。が、オークランド空港では1NZDが100JPYを超えていたのでこちらもスキップ。街に出てから両替屋さんを探すことにしました。

クリスマスに到着してからの二日間はNZの祝日で、閉まっている店が多く両替もできませんでした。12/27にGoogle mapを頼りに唯一見つけられたNo.1currencyという店で決めました。結局1NZD~=96JPYだったので大してよくないですが、あまり時間を使うのももったいないので妥協しました。



バスを乗りこなす

車を買うまでは公共交通機関のお世話になります。日本でいうところのSuicaのような、AT HOP(エーティーホップ)カードを買ってバスに乗ってみました。

スマホアプリの使い勝手が素晴らしいです。わかりやすいUIで案内してくれるので一度も乗り降りするバス停を間違えたりしていないです。残高のチャージ(top upという)もアプリでできます。

日本と違ってバス停で待っているだけではダメで、タクシーを停めるように運転手にアピールしないといけないのがまだちょっとドキドキします。一回スルーされてしょんぼりしました。

あとは、やっぱり乗客の治安はあまりよくない(マイルドに表現すると奇抜な人が多い)印象です。

在留届を提出する

大使館に言う通りにやりましょう:在留届・転居/変更/帰国届 | 在ニュージーランド日本国大使館

免許証を翻訳する

国際免許か翻訳文があれば運転はできるようですが、せっかくなのでNZの免許証が欲しいと思っています。

AA(Automobile Association)によると、申請には日本の免許証の翻訳文が必要ということで、在オークランド日本国領事に行って発行を依頼しました。12/27にいったところ受け取りが1/4以降ということで、1/2にはオークランドから移動している予定だったので(結局は計画を変更してとどまっていますが)、断念しました。

民間のサービスでもAAの認定を受けている業者であれば認めてくれるようなので、AAのリストの一番上にあった「1 HOUR GLOBAL TRANSLATIONS」のサイトから注文しました。領事館の発行手数料が$25に対して、1 HOUR ~が$69だったので高くついてしまいましたが、申請は簡単で、2日後にはpdfがメールで届いたので安心しました。日本語サポートのある業者もいくつかあるみたいです。

pdfが届いたら、内容に間違いがないことを確認して、図書館でカラーコピーを印刷しました。図書館がとても快適・便利で、家なきワーホリスターターの強い味方です。

免許証を作るには住所(とそれを証明できる書類)が必要とのことなので、家が決まって買う車も決めたらその名義変更と一緒にするつもりです。その手続きは後日別の記事で紹介します。

銀行口座を開設する + 日本から送金して使ってみる

口座開設

Preparationにも書いた通り、あらかじめ日本から申し込みをしていました。ホテルのフロントで自分の名前とホテルの住所が入った宿泊証明的なものを発行してもらい、申し込み時に指定された場所・日時に行きました。

ANZ銀行のサービスレベルがすごく高くて驚いたことを大きい声で伝えたいです。

入店と同時に「ワーホリの人はこっちやで!」というお姉さんがいて、専用の部屋に案内されました。私以外にフランスのカップルとドイツ女子二人組が二組、インド人のインターン生が一人いました(たしか)。ひとりひとり順番に呼ばれて口座のアクティベートと使いたかたの説明をしてもらうのですが、これもわかりやすく親切で感心しました。きっと英語に不慣れな人への対応にも慣れているんだろうと思います。

事前のメールに「App storeの地域設定をNZに変えて専用アプリを入れておいて」と書いてありましたが、私の場合はApple Musicのサブスク期限が切れないと変えられない仕様で失敗しました。当日もその旨を伝えたところ、ウェブでもできるから無問題ということで手続きはつつがなく終了しました。



日本から送金

さて、口座番号とカードを手に入れても残高がないとはじまりません。Wiseというサービスを使って、日本の銀行からこちらの出来たて口座に送金をしてみました。Wiseを雑に説明すると、いろいろな国に口座を持っている組織で、

私の口座in日本 → [ここでお金や時間がけっこうかかる] → 私の口座inNZ

という従来の方法ではなく、

私の口座in日本 → Wiseの口座in日本 [ブラックボックス] Wiseの口座inNZ → 私の口座inNZ

というやりかたで送金することで手数料・時間が抑えられますよというサービスのようです。

Wiseアプリで送り元の国(日本)、送り先の国(NZ)と口座情報、送金金額を指定すると、「いつまでにこの口座にその金額ふりこんどいて」と言われるので、「私の口座in日本」のネットバンキングで振り込みをして、完了ボタンを押します。まだ二回しか試していないですが、一時間もかからずに送金が完了したと思います。

ただし、初回の本人確認で若干はまりました。本人確認書類がマイナンバーカード(日本にいる場合)か在留カード(海外にいる場合)しか選べず、在留カードは持っていないので、失効したマイナンバーカードをダメもとでアップロードしたけどやっぱりダメでした。あとから届いたメールにしたがって、「パスポートとツーショットの自撮り写真」と「ANZがくれた口座の開設証明書」を提出して無事に送金が成功しました。

NZ的支払いのお作法

カードと残高を手にしたので、今後の買い物はこちらの口座で支払いをすることにします。NZではEFTOPOS(エフトポス)というクレジットカード会社を介さずに直接銀行口座から引き落としをするシステムが主流です。デビットカードに似たシステムですが別物みたいです1。クレジットカードを使うとサーチャージとかいうのがとられるのが痛いです。

クレカと同じ要領で端末にカードを差し込んで、「cheque」というのを選んでからPINを押すと支払いができます。支払いにはこの「cheque」というのと「saving」という選択肢があり、それぞれ「金利のない普段使いの口座」と「金利のある貯蓄用の口座」からの支払いに対応しているみたいです。私はいまのところcheque口座(ANZでは”Go account”という名前)しか持っていないので、たぶんsavingで支払いしても同じ結果になると思います。

IRDナンバーを申請する

Your IRD number keeps track of the tax you pay and helps make sure you pay the right amount or get the right entitlements.

It’s unique to you. If you have a company, trust, partnership or other type of business, you’ll need a different IRD number for each one.

IRD numbers | Inland Revenue

ということで、IRD(Inland Revenue Department)ナンバーとは、NZ国内で働いて納税するのに必要な管理番号です。こちらの銀行口座ができたので、オンラインでIRDナンバーを申請しました。ホテルの住所で申請したので、郵送ではなくメールでの受け取りにして、あとから情報を変更しやすくなるように「myIR account」なるものを作るようチェックを入れました。

数日後にIRDナンバーとmyIRアカウントアクティベートの通知メールが届きました。そうしたら、myIRで銀行口座を紐づけることと、銀行のアカウントにもIRDナンバーを紐づけた方がいいようです。銀行アカウントには所得税率を入力する項目があって一番低いところを選びたくなりますが、まだよくわかっていないので正直に「I don’t know now」を選択しました。働きながら情報収集をしようと思います。

さいごに

以上、大して面白くもないありきたりな内容ですがご容赦ください。

オンラインのいろいろな手続きでIDを求められるので、パスポート・免許証・マイナンバーカードのコピーは、紙だけでなくデータでも持っておくと作業がはかどります。

一通りやるべきことをやったので、いまは家探しに全力集中という感じです。がんばるぞ。