ニュージーランドで何食べた Ep1
家が郊外にあることと、お金がない+外食が高いことにより、ご飯の調達は基本的に自炊しか選択肢がありません。料理が全然できないこともないですが、東京での食生活はレンチンご飯とライフのお惣菜(最強)が主力だったので、かなり大きな変化です。
というわけで、こちらでのこれまでの自炊記録を記事にしてみます。エピソード2があるかは未定です。
目次
買い出し
一番お世話になっているのはPAK’nSAVEという低価格指向を売りにしているお店です。日本の業務用スーパーっぽい雰囲気で、The 外国のスーパーという感じの大スケールな品ぞろえです。他には、Woolworths(a.k.a. Countdown)というお店も細々した買い物で普段使いしています。ニュージーランドは一次産業が強い国で、肉・野菜・乳製品・フルーツ(まだ私は自炊したことないけど魚も)、だいたいなんでもしっかりしたクオリティの食材を入手できます。
これらのお店で手に入らない日本っぽい食材は、WANG FOOD MARKETにお世話になっています。これまでで特にQoLが上がった買い物は、臭くないお米と豚バラスライスです。文化的な難しさはWangさんのお店でほとんど解消できているので、ありがたいことに食生活での悩みはほとんどないです。多文化共生社会であるニュージーランドの素晴らしいところの一つだと思います。
NZらしい料理に挑戦
Red squirrelこと我が家のオーナーが一度ラムシャンク(すね肉)を分けてくれました。オーブンでじっくりローストするのNZスタイルということで、時間はかかるけど簡単にできておいしいかったです。もともとは彼も知人からおすそ分けしてもらったらしく、ライフスタイルブロックという個人の巨大な庭で飼っている羊を捌いてもらったものだということでした。なかなか体験することのない、強烈な命をいただいている感。ごちそうさまでした。
“Shepherd’s pie”という、ラム肉のミートソースの上にマッシュポテトを載せてグラタンのように焼く家庭料理を教えてもらいました。牛ミンチでボロネーゼソースを作った余りを使った偽シェパーズパイをこれまで二回作りました。美味しくてお気に入りです。
NZのスーパーではやたらいろんな種類のラップ(インドのチャパティみたいなやつ)が売っています。一品で一食を完結できるこういう類の料理(ケバブとかタコライスとか)が好きなので、積極的に活用していこうと思っています。
安定の日本食
こちらの食文化にフィットしていくのは楽しいですが、やはり慣れ親しんだ味は安心感があるので、こういう料理も結構な頻度で作っています。
豚丼
カレーライス
焼きそば
しかし東京生活を一番思い出すのは韓国の即席麺(ブルダックのピンクのやつ)です。写真は、Red squirrelくんが庭で立派に育てたチンゲンサイ(bok choy)をくれてトッピングにしてみた回です。
スイーツ
時間を持て余しているところに広いキッチンがあると、驚くべきことにお菓子作りでもしてみようかという気になります。
安くまとめ買いしたブルーベリーをマフィンにしたのがこちら。同居人二人も美味しく健康に食べてくれたようで安心しました。
我が家では月に一回、三人で一緒にご飯を食べて映画を観るフラットディナーというイベントを開催しています。ディナー・ドリンク・スイーツを持ちまわりで担当するというルールで、先月は私がスイーツ担当だったので大きなプリンを作りました。個人的には上出来だったし仕事仲間の日本人の子にも褒めてもらえたのですが、同居人二人はお気に召さなかったようでほとんど食べてもらえず残念でした。あまり馴染みがないみたいです。
日本ではあまりなじみがないイースターですが、NZでは大きなイベントです。金曜日がGood Friday、月曜日がEaster Mondayという祝日になって4連休になります。旅行に出かける人が多いようで、普段渋滞がいかつい道がめっちゃ空いていて最高でした。我が家では、Red squirrelくんが買ってきていた巨大カボチャを消費するべく、二人でパンプキンパイづくりをして楽しみました。
さいごに
都会的な刺激や日本での日常を構成していた多くのことをそぎ落とした暮らしの中で、不便なこと・日本が恋しいことを挙げようと思えば当然たくさんあります。それでもそんな生活も今のところはかなり気に入っていて、その大きな要因のひとつが食の充実であることは間違いないです。こちらは夏が終わりを迎えてだんだん寒くなってきました。季節が移り変わっていく中で、旬の野菜や果物、それらを使ったNZの食文化を勉強してトライするのがこれからも楽しみです!